骨格診断で服のテイストを決めないで
骨格診断アナリスト、TIGER CRABのアサノです。
一般的に骨格診断でわかるのは「スタイルアップして見える着丈」「サイズ感」「素材」「ネックライン」「シルエット」などとされています。
個人差はありますが、例えば
・骨格ストレートは上半身に厚みがあるのでスッキリしたネックラインが似合う
・骨格ウェーブはボディラインのメリハリが弱いのでウエストマークをするとスタイルアップする
・骨格ナチュラルはしっかりとしたフレーム感があるのでたっぷりとした量感の服が似合う
など、それぞれボディラインのボリュームや凹凸の強弱に合った服を着る事でスッキリとこなれて見えたりする訳です。
しかし骨格診断を受けた後にネットで似合う服を検索すると、
・骨格ストレートはシンプルベーシックなコンサバが似合う
・骨格ウェーブは可愛らしい女子アナ風フェミニンが似合う
・骨格ナチュラルはメンズライクでラフなカジュアルが似合う
と書かれた記事を目にした人も少なくないのではないでしょうか。
「骨格診断で●●と診断されたけれど、調べて出てくる服が全然好みじゃない」
「骨格●●は××が似合うと言われたのに似合わない」
「提案された服が好きじゃなかった」
特にTIGER CRABへ相談に来る方は、フェミニンテイストに苦手意識をお持ちなようです。
なのでTIGER CRABではファッションテイストを限定せずに、お客様の「好き」を主軸に置いた提案をおこなっています。
特に生地などの「素材」は肌の張りや骨っぽさの大小によって得手不得手がわかりやすく、安っぽく見えたり着膨れしてしまったりといったミスマッチが起こりやすくなるとお伝えするようにしています。
骨格ウェーブを例に出すと、皮膚感は柔らかく張りが弱めでボディラインの強弱も穏やか。骨も細く主張は小〜中程度。
そのボリューム・質感に合わせると柔らかくとろみのある素材、透け感があったり風になびくような軽やかな素材が得意です。
そしてその得意な素材で作られるアイテムと言うのがいわゆる「フェミニンなワンピース」であったり「ブラウス」が多いという訳です。
その説明がないまま「骨格ウェーブはフェミニンが似合う」と省略した情報が出て誤解を生んでいるんだと思います。
日本顔タイプ診断協会で「顔の輪郭やパーツの特徴やバランスなどから顔タイプを分析することで、似合うファッションのテイストや髪型などを導き出します。」(顔タイプ診断®とは | 日本顔タイプ診断協会 より引用)
とあるように、ファッションのテイストやジャンルは骨格診断ではなく、顔タイプ診断やパーソナルデザインの分野なのではないでしょうか。
そのためTIGER CRABでは、テイストではなくその人の「好み」を大切にした診断・スタイリングをおこなっています。
似合う素材と診断されたアイテムが自分の好みでなくても、着丈やパーソナルカラーなど他のポイントをきちんと押さえることで、違和感なく着こなすことができます。素材に気をつければ幅広いテイストを着られるし、苦手な素材なら他の要素でカバー。着たくない服はあっていいけど、着られない服はないという事をお伝えしたいです。
押さえるポイントのバランス感についてはまた別の記事で書きたいなと思います。
それでは🐅🦀
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